第14回小倉橋フォトコンテスト入賞作品
青年部長賞「おだやかな流れ」沖久典様
長雨の影響で川面が濁り、悪条件の今夏だった。画面構成を薄暮の川面にカメラを向け、長時間露光で流れを平面に表現した。暗部の多い写真ながら、川面の微妙な色彩の変化が細部に行き届き、思わぬ色表現が出来た。
神奈川新聞社賞「ひと休み」田野倉トクエ様
盛夏の小倉橋周辺が表現されている。いつもの散歩道なのか、展望台のベンチにご主人(?)を入れて画面を構成した。夏の風物詩、鮎釣りもしっかりと画面に配置しおり、ほのぼのとする一枚になっている。
技術賞「夏を惜しむ」鈴木保信様
写真には点景の配置が重要な役割を演じる。この作品は、画面を旧小倉橋の一つのアーチに絞り、円形に区切った。写真は引き算、の技法が生きた。右下の水汲みの人物が写真を引き締め、夕暮れの淡い色彩も川面に表現されている。
実行委員長特別賞「ライトアップを見ながらBBQ」和光宗雄様
当フォコンテストの目的の一つ、「撮影場所を選び、自然とのふれあい」に相応しい作品となっている。人物のブレもなく、シルエットにもならず、光が届き画面に浮き出ている。ブルーのライトアップと対象が印象的。
小倉橋賞「小倉二重橋」竹端榮様
昨年から新小倉橋のグリーンのライトアップが橋いっぱいに広がった。この作品は、橋と川面の緑を大胆に画面に取り入れて、鑑賞者の目を惹き付ける。ブルーの旧小倉橋のライトアップもよく対比され、画面構成に熟知。
スマホ賞「初めての小倉橋」中島光邦様
スマホの液晶画面が綺麗になり、手軽なことから、自由な発想で作画を楽しんでいる。この作品もその機動性を発揮した一枚。ライトアップと川原が俯瞰できる道から覗いた車のルーフに写った新小倉橋の緑の光を巧みにとらえた。
審査委員長特別賞「頭の上には」山崎颯太様
今年から新設されたスマホ賞。子供から年配者までスマホが体の一部となり、カメラの領域を奪い始めている。この部門の応募に小学生が混り、次回から小中高生からの参加に期待がもてる。縦位置で立体的にとらえ、奨励賞。
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